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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.91 「GA-A75M-UD2H」+「A8-3850」でグラフィック性能の限界に挑戦してみる
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「GA-A75M-UD2H」でオーバークロックを試す

 メモリクロックによる性能の違いが確認できたところで、ここからは「GA-A75M-UD2H」を使ってオーバークロックを試していくことにしよう。「GA-A75M-UD2H」では詳細なオーバークロック設定が用意されおり、FSBの変更に加えて、CPU倍率やGPUクロックの変更が可能となっている。ただし、「A8-3850」では残念ながらCPU倍率、GPUクロックとも定格動作を超える設定はすべて無視されてしまう。そこで今回はFSBをアップする方法でオーバークロックを行うことにした。

OC
OC
「GA-A75M-UD2H」ではGPU倍率は47倍、GPUクロックは2000MHzまで設定が可能だ。「EasyTune6」のクロック表示にはその設定も反映されるが、ベンチマークにて動作を確認するとスコアに影響はなかった。こちらについては今後倍率ロックフリーの製品が販売される予定ということなのでぜひ追試してみたい

 「A8-3850」はメモリクロックを上げるとスコアが大幅に上がることから可能な限りメモリクロックが高くなる設定を探りつつオーバークロックを行った。今回のCPUではFSB135MHz、CPUクロックは3510MHz(倍率26倍)、メモリクロック2160MHz(メモリ対比8.00)まで安定動作が可能だった。

OC
今回の個体ではCPUコアはFSB135MHz、倍率26倍の3510MHzまでオーバークロック可能
OC
メモリは電圧1.65V、メモリ対比8.00の2160MHzに設定。G.SKILL「F3-17000CL9D-8GBXLD」はIntel6シリーズ向けのオーバークロックメモリだが「AMD A」シリーズでもかなりの耐性を発揮した



「3DMark 11 Version 1.0.2」

3DMark11
3DMark11

 まずはFuturemarkの「3DMark 11 Version 1.0.2」のスコアを確認していこう。Entry、PerformanceともPhysics ScoreはCPUコアのオーバークロック向上とほぼ同じ20%、グラフィック系のスコアと総合スコアはFSBの向上に近い約30%と大幅にスコアが向上している。



「3DMark Vantage Build 1.1.0」

3DMarkVantage
3DMarkVantage

 次に、Futuremarkの「3DMark Vantage Version 1.1.0」のスコアだが、Entry、PerformanceともCPU SCOREは約20%、GPU SCOREは約30%とこちらも大幅にスコアが向上している。ちなみにPerformanceの総合スコアはP5600を上回っており、まさにパッケージに偽りなしといったところか。



「Dirt3 ベンチマーク」

Dirt3

 「Dirt3 ベンチマーク」でもオーバークロックによって約25%スコアが向上した。特に注目すべきは1920×1080ドットでも30fpsを超えている点だろう。実際にベンチマーク中のデモを見てもかなりスムーズに動作しており十分プレイ可能なレベルと感じた。オーバークロック動作とはいえFullHDで「DirectX 11」のゲームがプレイできる性能の高さには驚かされる。



「BIOHAZARD5ベンチマーク」

BIOHAZARD5

 最後に「BIOHAZARD5ベンチマーク」の結果を見ていこう。こちらも解像度に関係なく20%以上スコアが向上しておりオーバークロックの効果がよく出ている。特に、1920×1080ドットでは40fpsに迫るスコアを計測しており、こちらもFullHDで十分なプレイ可能な性能となっている。



消費電力をチェック

 最後にオーバークロックによって消費電力がどの程度増加しているのか確認しておこう。いつもどおり測定は「Watts up? PRO」を使用、アイドル時は30分放置して最も低い状態、高負荷時は「3DMark 11 Version 1.0.2」実行中で最も消費電力が高かった時点とした。

消費電力

 FSBによるオーバークロックのため、最低動作クロックが上がったこともありアイドル時でも10.0W、高負荷時は25.0Wと消費電力の増加は少なくない。今回は、バラック状態で動作チェックをしているため、リテールクーラーでも冷却に問題がなかったが、実際にケースにいれて使用する場合はエアフローに十分配慮するか、冷却性能の高いクーラーへの交換を検討したほうがいいだろう。



オーバークロックにも十分に対応可能なMicroATXマザーボード「GA-A75M-UD2H」

 今回のレビューを通して、「AMD A」シリーズではメモリクロックの向上やオーバークロックによるグラフィックス性能への影響が大きいことは理解していただけたと思う。ゲームをプレイしていてもう少し性能がほしい場合にはグラフィックスカードの購入を考える前に、まずメモリクロックの変更やFSBによるオーバークロックを試してみるのも面白い。
 そのような場合、オーバークロックに力を入れているGIGABYTEの製品はおすすめだ。今回チェックした「GA-A75M-UD2H」もFSBによるオーバークロックはもちろんのこと、メモリ関連ではメモリ対比や電圧だけでなくメモリタイミングも詳細に設定ができるため、「AMD A」シリーズで重要なメモリクロックの向上にも大きな力を発揮してくれることだろう。
 また、現在GIGABYTEでは世界的に有名なオーバークロックランキングサイトHWBOT.orgの協力により『A75 OCチャレンジ』コンテストを実施している。これは同社製「AMD A75」マザーボードと「AMD A」シリーズを使ってオーバークロックを行い、そのスコアを競うものだが、まさにオーバークロック性能に自信のあるGIGABYTEならではのイベントと言える。
 ちなみに、『A75 OCチャレンジ』コンテストは8月いっぱい行なわれているので、腕に自信のあるユーザーは是非挑戦してみて欲しい。

協力:日本ギガバイト株式会社
© GDM Corporation All Rights Reserved
 
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GIGABYTE
GA-A75M-UD2H
対応フォームファクタ
MicroATX
チップセット
AMD A75
対応ソケット
AMD Socket FM1
メモリスロット
DDR3 1866/1600/1333/1066MHz×4
拡張スロット
PCI-Express2.0(x16)×2
PCI-Express(x1)×1/PCI×1
マルチグラフィックス
AMD CrossFireX対応
LAN
ギガビットLAN(Realtek RTL8111E)×1
オーディオ
7.1ch HD Audio(Realtek ALC889
内部ポート
SATA3.0(6Gbps)×5
バックパネル
D-Sub×1、DVI-D×1、HDMI×1
DisplayPort×1
USB3.0×2、USB2.0ポート×4
PS2ポート×1、IEEE1394×1、eSATA3×1
6穴オーディオジャック
発売日
2011年6月27日
市場想定売価
税込12,000円
製品情報(GIGABYTE TECHNOLOGY)
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