|A75プラットフォームでのベンチマーク結果(その2)
■HD Tune Pro 4.60の結果
Benchmark ReadについてはP67プラットフォームと同様に非常に安定したフラットなグラフとなっている。一方Writeについては220MB/secから330MB/secの間でやや大きく揺れる結果となった。
次に、Random Accessだが、Read最大12,000 IOPS、Write最大25,000 IOPSということでプラットフォームにかかわらず、ランダムアクセスについては非常に高速だ。
■ATTO Disk Benchmark 2.46の結果
最後に「ATTO Disk BenchMark 2.46」の結果を確認してみよう。こちらはリードで最大547MB/sec、ライトで最大511MB/secと、P67プラットフォームと比較するとリードで10MB/sec弱、ライトで15MB/sec弱とやや低い結果となった。ただし、グラフ形状はキレイな階段状となっており、プラットフォームにかかわらず安定した転送が行えている。
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【ATTO Disk Benchmark 2.46】 |
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|プラットフォームによる性能差は僅か。2.5インチSSDとしては最高峰のスピードを実現した「SH100S3/240G」
ここまで「SH100S3/240G」をチェックしてきたが、リードに関しては転送速度の影響をほとんど受けることなく500MB/secオーバー、ライトについてはやや影響をうけるものの最低で300MB/sec、最高は500MB/secオーバーとこちらも十分に高速だ。
また、今回はIntel「P67」とAMD「A75」2つのプラットフォームでテストを行ったわけだが、その結果性能差も僅かで、HD Tune Proの波形も安定しているなど、完成度の高い製品に仕上がっている印象を受けた。
これまで多数のSandForce「SF-2281」コントローラ搭載モデルをテストしてきたが、これほどの挙動に違いがあるとは予想外だった。これが、コントローラやNANDフラッシュメモリの改良によるものなのか、またはファームウェアの最適化によるものなのかは分からない。ただし「SH100S3」シリーズは後発製品の強みがしっかりと活かされている製品であることは間違いない。
価格の面でも120GBモデルで20,000円前後(「Upgrade Bundle Kit」で23,000円前後)、240GBモデルで42,000円前後(「Upgrade Bundle Kit」で44,000円前後)と既存のSandForceコントローラ採用製品と大幅な差はないだけに、SSDの購入を考えているのであれば、現時点では第一候補として真っ先にお勧めしたい製品だ。 |