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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.95
OCZ RevoDrive3 X2シリーズで
リード1500MB/s、ライト1250MB/sの世界を体感する |
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2011年8月30日 19:45
TEXT:GDM編集部 池西 樹
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「COMPUTEX TAIPEI 2011」や国内発表会でも展示されていた、OCZ Technology(本社:アメリカ カリフォルニア州)ブランドのPCI-Express(x4)接続高速SSD「RevoDrive3 X2」が遂に登場した。転送速度は480GB「RVD3X2-FHPX4-480G」で最大リード1500MB/s、ライト1250MB/s、960GB「RVD3X2-FHPX4-960G」でそれぞれ1500MB/sec、1300MBsecと、現在2.5インチタイプで主流となっているSATA3.0(6Gbps)対応SSDをはるかに上回る性能を実現した製品で、その性能が気になっているユーザーも多いだろう。
しかし、いまだ高嶺の華であるPCI-Express接続SSDを気軽に購入して試すことは、そうたやすくない。そこで今回はOCZ Technology国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の協力により「RevoDrive3×2」の480GBモデルを借り受け、モンスターぶりを堪能してみることにしよう。 |
|リード1500MB/s、ライト1250MB/sを実現したOCZ「RevoDrive3 X2」
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OCZ RevoDrive3 X2 PCI-Express SSD |
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「RevoDrive3 X2」は、PCI-Express接続SSD「RevoDrive X2」の後継モデル。「RevoDrive X2」ではSandForce「SF-1222」を4基搭載し、RAID構成とすることでリード最大740MB/s、ライト最大720MB/sという転送速度を実現していたが、「RevoDrive3 X2」ではコントローラをSATA3.0(6Gbps)対応のSandForce「SF-2281」へと強化することで、最大リード1500MB/s、ライト1250MB/sと(960GBはライト1300MB/sec、240GBはライト1225MB/sec)大幅にパワーアップしている。また、転送速度の高速化にあわせて接続インタフェースはPCI-Express1.1(x4)からPCI-Express2.0(x4)へと変更されている。
さらにRAIDコントローラには、VCA 2.0 (Virtualized Controller Architecture) という独自機能を搭載したOCZオリジナルコントローラを採用することでRAIDアレイながらTRIMやSMARTにも対応するのが大きな特徴だ。
型番 |
RVD3X2-FHPX4-240G |
RVD3X2-FHPX4-480G |
RVD3X2-FHPX4-960G |
容量 |
240GB |
480GB |
960GB |
インターフェイス |
PCI-Express(x4) |
SSDコントローラー |
SandForce SF 2281×4 |
ストレージコントローラー |
OCZ SuperScale |
外形寸法 |
167.64×98.42×15.25mm (ブラケットは含まず) |
重量 |
約184g |
最大読込 |
1500MB/sec |
最大書込 |
1225MB/sec |
1250MB/sec |
1300MB/sec |
4KBランダム最大書込 |
200,000 IOPS |
230,000 IOPS |
MTBF |
100万時間 |
その他 |
TRIM対応、SMART対応、SCSI Unmap対応 |
保証期間 |
3年 |
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「RevoDrive3 X2」を挿してPC起動したところ。PCI-Express2.0に対応するため帯域幅は最大で5.0Gbps×4。コントローラのBIOSを確認するとSATA 6Gb/sの文字が確認できる |
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「デバイスマネージャー」を確認すると「記憶域コントローラー」に専用コントローラである「OCZ 10xx SCSI Controller」が、「ディスクドライブ」には「ATA OCZ-REVODRIVE3 X SCSI Disk Device」がそれぞれ認識された |
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CrystalDiskInfo 4.0.2の結果。「RevoDrive3 X2」を認識させるには「アドバンスドディスクサーチ」をONにする必要がある。CrystalDiskInfo 4.0.2からは1つのドライブではなく120GBのドライブが4基認識される。対応機能を確認すると「SMART」や「TRIM」がONになっていることがわかる |
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|「RevoDrive3 X2」のパッケージと付属品をチェック
まずはパッケージと付属品からチェックしていこう。パッケージは黒を基調としたカラーリングに「RevoDrive」の頭文字Rをあしらったブルーのロゴが大きくデザインされている。付属品は「RevoDrive3 X2」本体、OCZシール、マニュアルというシンプルな構成だ。
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「R」の文字を大きくあしらったパッケージ。サイズは実測値で276×171×50mm |
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外装パッケージを開けると厚手の内装パッケージが姿を表す。非常に剛性が強く、しっかりとした印象だ。内装パッケージを下にスライドすると待望の「RevoDrive3 X2」が姿を表す |
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付属するInstallation&Quick Start Guideは英語版のみ。「RevoDrive3 X2」の取付方法、インストール方法、ドライバのダウンロード方法などが記載されている |
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製品名
OCZ RevoDrive3 X2 PCI-Express SSD 480GB
型番
RVD3X2-FHPX4-480G
容量
480GB
外形寸法
167.64×98.42×15.25mm
(ブラケット含まず)
重量
約184g
形状
フルハイト
インターフェイス
PCI-Express2.0(x4)
コントローラーチップ
SandForce SF-2281×4
ストレージコントローラー
OCZ SuperScale
最大読込
1500MB/sec
最大書込
1250MB/sec
4KB ランダム読込
130,000 IOPS
4KB ランダム書込
110,000 IOPS
4KB ランダム最大書込
230,000 IOPS
MTBF
100万時間
動作環境温度
0℃〜55℃
消費電力
アイドル:13.5W、アクティブ:14.3W
メモリの種類
25nm、MLC NAND Flashメモリ
その他機能
TRIM、SCSI Unmap、SMART
保証期間
3年
発売日
2011年7月末
実勢価格
税込190,000円前後
製品情報(OCZ Technology)
製品情報(株式会社アスク) |
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