|「HD Tune Pro 4.60」ベンチマークテスト
次に「HD Tune Pro 4.60」の結果を確認していこう。Benchmark Readは転送速度390MB/secでほぼ一直線のグラフとなっており、全域で安定した転送速度を実現している。また、Benchmark Writeは300MB/secから320MB/secの間で安定しており、「PX-128M2P」よりブレが小さくなっている。
Random Accessは、Readが最大25,000 IOPS、Writeが最大22,000 IOPSと「PX-128M2P」よりWriteで2,000 IOPSほど向上している。「HD Tune Pro 4.60」の結果を見るかぎり、「PX-256M2P」の方が、シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスとも書込性能は高くなっているようだ。
||「ATTO Disk Benchmark 2.47」ベンチマークテスト
最後に「ATTO Disk Benchmark 2.47」の結果を確認していこう。こちらは読込で最大508MB/sec、書込で最大440MB/secを計測しており、公称値通りの性能を発揮した。
|データ形式に関係なく高速な転送速度を実現する「PX-M2P」シリーズ。PLEXTORの逆襲が始まった
ここまで「PX-M2P」シリーズをチェックしてきたが、SandForce「SF-2281」と違いデータの圧縮率の影響を受けることなく高速な転送速度が可能となっている事が分かった。特に「CrystalDiskMark 3.0.1b」のランダムデータにおける書込は「PX-128M2P」、「PX-256M2P」とも同容量のSSDの中で最速クラスの性能を実現しており、画像ファイルやサウンドファイルのような圧縮率の低いデータを保存する場合にも大いに力を発揮してくれるだろう。
また、「PX-M2S」シリーズの弱点でもあったランダムアクセスもSandForce「SF-2281」採用SSDと遜色ないレベルまで大幅に高速化されており、まさに隙のない完成されたSSDとなっている。
執筆時点の実勢価格も「PX-128M2P」で19,000円前後、「PX-256M2P」で45,000円前後とSandForce「SF-2281」を搭載した上位製品とも差がなく、これからSSDの購入を考えているなら、「PX-M2P」シリーズを選んでおけばまず間違いない。まさに、「PX-M2P」シリーズの登場によってPLEXTORの反撃が始まったといっていいだろう。
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