|「R6670 Twin Frozr SE V2」のベンチマーク結果
まずはグラフィックスカードに「R6670 Twin Frozr SE V2」を使った場合のベンチマーク結果について確認していきたい。
■「3DMark 11 Version 1.0.2」
単体に比べて、Performanceで約40%、Entryでも約35%と「A75MA-GD55」と同様に大きくスコアを伸ばしている。また、メモリクロックの影響は1333MHzから1600MHzで約2%とこちらも大きな違いはなさそうだ。
■「3DMark Vantage Build 1.1.0」
次に「3DMark Vantage Build 1.1.0」の結果だが、「R6670 Twin Frozr SE V2」単体と比較すると、Performanceで約19%、Entryで約9%とこちらも確実にスコアが向上している。「A75MA-G55」とは多少伸び率は異なっているが誤差の範囲と言っていいだろう。3D Mark系ベンチマークでは「Radeon HD 6670」による「AMD Dual Graphics」は非常に効果が高い。
■「Dirt3 ベンチマーク」
「Dirt3 ベンチマーク」の結果を確認すると、1920×1080ドットでは「AMD Dual Graphics」によって大きくスコアを伸ばすものの、1280×720ドットでは伸び悩む。特にマザーボードに関係なくメモリクロックが1333MHzの場合はスコアが落ち込んでいることから「AMD A」シリーズの内蔵GPUのメモリ帯域がボトルネックになっているのではないかと想像できる。
■「BIOHAZARD5ベンチマーク」
次に「DirectX 10」世代のゲームベンチマークである「BIOHAZARD5ベンチマーク」の結果を確認していこう。1920×1080ドット、メモリクロック1600MHzの環境では唯一スコアが向上しているが、それ以外の環境では単体時よりスコアが低下している。特に1280×720ドットでは最大17%とスコアの落ち込みが大きい。
また、「A75MA-GD55」と「A75A-GD35」のスコアを確認してみると、「R6670 Twin Frozr SE V2」との組み合わせではマザーボードによる性能の違いはないと言っていいだろう。
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