|「R6570 Twin Frozr Mini 1G」のベンチマーク結果
次にグラフィックスカードに「R6570 Twin Frozr Mini 1G」を使った場合のベンチマーク結果について確認していきたい。
■「3DMark 11 Version 1.0.2」
「AMD Dual Graphics」による伸び率は非常に高く、Performance、Entryとも約50%スコアが向上している。特に、DDR3の「Radeon HD 6570」との組み合わせでGDDR5の「Radeon HD 6670」を上回る性能を発揮していることを考えると「AMD Dual Graphics」の効果は素晴らしい。
■「3DMark Vantage Build 1.1.0」
単体と比較すると、Performanceで約22%、Entryで約14%とこちらも順調にスコアを伸ばしている。ただ、「3DMark 11 Version 1.0.2」の時と違い「R6670 Twin Frozr SE V2」にはあと一歩及ばない。それでも確実に1ランク上の性能となっており、3DMark系のベンチマークでは「Radeon HD 6630D2」のスペック通りの性能を発揮している。
■「Dirt3 ベンチマーク」
1280×720ドットで約20%、1920×1080ドットで約40%と大きくスコアを伸ばしていることから、「Dirt3 ベンチマーク」において「R6570 Twin Frozr Mini 1G」と「AMD Dual Graphics」の組み合わせは非常に相性がいいようだ。特に1920×1080ドットでは「R6670 Twin Frozr SE V2」を僅かだが上回っており、その性能が十分に発揮されている。また、メモリクロックの影響が大きく「AMD Dual Graphics」でも解像度にかかわらず約10%スコアが変わってくるのは「A75MA-G55」と同様の結果だ。
■「BIOHAZARD5ベンチマーク」
「BIOHAZARD5ベンチマーク」では1280×720ドットではいずれのメモリクロックでもスコアを落としており、「A75MA-G55」と同じく「AMD Dual Graphics」の効果はみられなかった。あまり負荷の軽い状況では、オーバーヘッドのほうが大きくなってしまうということだろう。一方1920×1080ドットでは、メモリクロックにかかわらずスコアを伸ばしている。
「R6570 Twin Frozr Mini 1G」による「AMD Dual Graphics」は、負荷が高い状態や高解像度においてその効果が高いことがわかる。
|