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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.93 MSI「A75MA-G55/A75A-G35」で、AMD Dual Graphicsの効果を試す
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「R6450-MD1GD3 LP」のベンチマーク結果

 次にグラフィックスカードに「R6450-MD1GD3 LP」を使った場合のベンチマーク結果について確認していきたい。

AMD

「3DMark 11 Version 1.0.2」

 「R6450-MD1GD3 LP」の場合「A8 3850」の内蔵GPUより性能が低いため、「AMD Dual Graphics」では内蔵GPUのパワーアップという立ち位置になるが、内蔵GPUに比べてPerformanceで約22%、Entryで約12%スコアが向上している。


「3DMark Vantage Build 1.1.0」

 Entryではメモリクロック1600MHzで約13%、1333MHzで約15%スコアが向上している。一方、Performanceではほとんど効果が見られなかった。これは「A75MA-G55」でも同様で、3DMark系のベンチマークで唯一スコアの向上が見られない結果となった。


「Dirt3 ベンチマーク」

 「Dirt3 ベンチマーク」では内蔵GPUと比較して1920×1080ドットで約27%、1280×720ドットで約33%と大きくスコアを伸ばしている。


「BIOHAZARD5ベンチマーク」

 次に「BIOHAZARD5ベンチマーク」のスコアを確認していこう。こちらも「AMD Dual Graphics」の効果は大きく1920×1080ドット、1280×720ドットとも内蔵GPUから大きくスコアを伸ばしている。特に1920×1080ドットでは約40%と大幅に向上しており、ベンチマークの動作をみてもずいぶんと滑らかになった印象を受ける。
 「Dirt3 ベンチマーク」や「BIOHAZARD5ベンチマーク」の結果を見る限り、安価に内蔵GPUの性能を向上したい場合には「R6450-MD1GD3 LP」による「AMD Dual Graphics」もなかなか面白い選択肢と言えるだろう。



消費電力をチェック


 2枚のマザーボードでベンチマークを取った関係で思いのほか長くなってしまったが、最後に消費電力についても確認しておこう。今回は「Watts up? PRO」を使い、30分放置して最も低い状態をアイドル時、「3DMark 11 Version 1.0.2」実行中、最も消費電力が高かった時点を高負荷時とした。
 Dual Graphics機能をONにした場合、アイドル時はグラフィックカード単体の場合とほとんど違いはないが、高負荷時には消費電力が増加するのは「A75MA-G55」と同様だ。また、「A75MA-G55」との比較では僅かながら「A75A-G35」の方が高めだが最大でも約4Wということで、それほど神経質になることはないだろう。



使える機能へと進化した「AMD Dual Graphics」
補助電源不要の環境では最高峰の性能が実現可能

 正直これまで内蔵GPUと外部グラフィックスとの連携はベンチマークスコアが多少上がるだけで実用性の点ではいまいちだった。しかし「AMD A」シリーズの「AMD Dual Graphics」では、内蔵GPUの性能向上と対応グラフィックスカードの拡大によって実際のゲームでもかなり使える機能へと進化したというのが素直な感想だ。
 特に「R6670 Twin Frozr SE V2」との組み合わせではやや癖があるものの、補助電源不要の環境では最高峰のグラフィックス性能を実現することができる。「DirectX 11」対応のゲームでもかなり快適に楽しむことができるだろう。
 また、バランスを考えるなら「R6570 Twin Frozr Mini 1G」をおすすめしたい。内蔵GPUが苦手としている高解像度環境ではいずれのベンチマークでも大きくスコアを伸ばしており、消費電力の増加もそれほど多くない。
 一方で「R6450-MD1GD3 LP」については性能に過度の期待をするのは厳しいだろう。内蔵GPUにあと少し性能を足したい場合や小型のケースなどで使う場合に選択するのが正解といったところだろうか。「Radeon HD 6450」の場合、思い切って外部出力をなくしてしまい、アップグレードカードのような形で製品化しても面白いと思う。

 「AMD Dual Graphics」では対応グラフィックスカードが増えたおかげで、目的や用途に併せて比較的柔軟な構成が可能となっている。今回のレビューを参考に自分にあった構成を是非チョイスしていただきたい。
 最後に、内蔵GPUと同様に「AMD Dual Graphics」ではメモリクロックがかなり重要になる。最近メモリ価格も安くなっていることから1600MHz動作のメモリをお勧めしたい。

機材協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
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