エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.619
2017.12.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
マザーボードのカスタマイズ項目には、Intel Z370 Expressを搭載する計6種類を用意。標準で搭載されるマザーボードはASRock「Z370 Extreme4」で、12フェーズ回路やVcore電圧を強化できる飽和電流60Aの「Premium 60A Power Choke」、ニチコン「12K Black Cap」を採用するほか、チップセットヒートシンクは「RGB LED」により発光する。
評価機に採用されているのはASRockの「Z370 Extreme4」。コストパフォーマンスに優れたスタンダードモデルで自作市場でも人気の1枚 |
なお、ゲーミングモデルASRock「Fatal1ty Z370 Gaming K6」のほか、MSI「Z370 GAMING PRO CARBON」「Z370 GAMING PLUS」やASUS「ROG STRIX Z370F GAMING」「PRIME Z370-A」へ変更することもできる。(※選択パーツ2017年12月現在)
Coffee Lakeプラットフォームの「G-Master Hydro Z370」では、デュアルチャンネル対応のDDR4メモリを最大で4枚まで搭載できる。標準構成こそ4GB×2枚と控えめながら、最大で16GB×4枚の64GBも可能。メモリスピードはDDR4-2400とCoffee Lakeで新たにサポートされたDDR4-2666も選択できる。
採用するのは高品質なメジャーチップを搭載した8層基板メモリのみ。評価機には、シルバーカラーのヒートスプレッダを搭載するCrucialブランドのゲーマー向けDDR4メモリ「Ballistix Sport LT DDR4」シリーズにカスタムされていた。(※選択パーツ2017年12月現在)
評価機に実装されていたCrucial「Ballistix Sport LT DDR4」シリーズ。最大で4枚構成が可能。なお、オプションで“なし”(手持ち資産を活用)も選べる |
採用ケースの「Define R5」は、2.5/3.5インチ共用シャドウベイが8基、さらに、マザーボードトレイ背面に2基の2.5インチSSD/HDD専用のシャドウベイを備えている。またIntel Z370 Express搭載マザーボードの多くには、標準搭載のM.2スロットもあるため、将来的な拡張も含めて心配は無用だ。
ホワイトに塗装された2.5/3.5インチ共用シャドウベイは金属製。評価機ではCrucial製SSD「CT525MX300SSD1」が搭載されていた | マザーボードトレイ背面に用意された2.5インチSSD/HDD専用のシャドウベイ |
標準構成では、Crucial「MX300」シリーズの525GB SSD「CT525MX300SSD1」を採用。カスタマイズメニューには、CrucialをはじめCFD、Intel、PLEXTOR、SanDisk、WesternDigitalなど7ブランドから自作市場で人気の高いモデルがラインナップされる。さらにカスタマイズメニューからは、NVMe対応M.2 SSDも選択が可能。Intel「600p」シリーズやPLEXTOR「M8Se(G)」シリーズ、SAMSUNG「960 EVO」シリーズ、WesternDigital「WD Black」シリーズなど計9モデルがチョイスできる。
もちろん、従来通り3.5インチHDDの追加にも対応。TOSHIBA、HITACHI、Seagate、Western Digitalより、全17モデルの選択肢が用意される。(※選択パーツ2017年12月現在)
標準構成で搭載する電源ユニットは、SilverStone「SST-ST75F-GS V2」(80PLUS GOLD/750W)。最も高効率な50%負荷時時でも、ファンは約600rpm程度で回転するよう設計されているため、常用レベルで非常に静かなモデルといえる。
SilverStone「SST-ST75F-GS V2」は奥行き140mmのフルモジュラーモデル |
こちらもオプションで好みの製品が選択可能。カスタマイズ可能なメーカーはAntec、CORSAIR、Cooler Master、ENERMAX、Fractal Design、FSP、Seasonic、SilverStone。80PLUS BRONZEから80PLUS PLATINUMまで全22モデルを揃える。(※選択パーツ2017年12月現在)