|ちょっと気になるCPUクーラー5製品を一気にやっつける
エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.18は、これまでとは趣向を変え、筆者個人的に気になっているCPUクーラー5製品を片っ端からテストしてみようと思う。
これまで「一点突破」 CPUクーラー編は、基本的に1モデルを徹底的に検証するという主旨にて、これまで17回お届けしてきた。その間数え切れないほどの(数えようと思えば数えられるが、、、)新製品がリリースされている。できれば鮮度の高い内に数多くのモデルを取り上げたいのだが、作業時間も限られてしまうため、なかなか思うようにいかない。そしてもたもたしている内に、海外のメーカーや国内の代理店からたくさんの新作が編集部に届けられ、“宿題”の山は一向に減る気配が無い。さらに間もなく「COMPUTEX TAIPEI 2011」が開催され、これを機にまた“在庫”が増える事は火を見るよりも明らかだ。
そこで今回は、これまで編集部に届けられ、未掲載となっているCPUクーラーの数々から、個人的に気になっている5モデルをチョイスし、一気にテストしようというワケだ。いずれもお蔵入りするにはもったいない秀作を用意している。
|とにかく巨大なトップフロー Noctua「NH-C14」
外形寸法 |
W140×D166×H130mm |
重量 |
1,000g |
素材 |
銅製ベース/アルミニウムフィン(ニッケルコーティング) |
ヒートパイプ |
6本/φ6mm |
ファン |
Noctua「NF-P14」(SSO-Bearing)
1,200rpm/19.6dBA/110,3 m³/h(標準)
900rpm/13.2dBA/83,7 m³/h(L.N.A.接続時)
750rpm/10.1dBA/71,2 m³/h(U.L.N.A.接続時) |
対応ソケット |
Intel LGA1366/1156/1155/775
AMD Socket AM3/AM2+/AM2 |
|
オーストリアに本拠地を置くNoctuaと言えば、以前「NH-D14」の詳細レビューをお届けした。実はこれまでの「速攻撮って出し」で一番のPV数を記録、日本市場での流通経路がやや弱いメーカーながら、ユーザーの関心は非常に高いブランド。
今回用意した「NH-C14」は、Noctuaから直接送られてきた製品版で、既にリリースされてから日は経つものの、世界の自作ユーザーから支持され続けているモデルだ。
前出「NH-D14」もさることながら、「NH-C14」はとにかく巨大。140mmファン2基をトップフローにしてしまおうというのは、いかにもNoctuaらしい(しかもラウンドファン)。このスタイルから、オーバークロッカーを意識しているのは言うまでも無く、定格で極一般的なCPUとの組み合わせでは、持て余してしまうに違いない。
|
|
クーラー本体が巨大なら、パッケージも同様。実測値で218×205×215mm |
|
140mmラウンドファン2基をトップフローにするあたり、Noctuaは繊細にして豪快な側面を持つ |
|
|
|
ベース部は鏡面仕上げ。なお「NH-D14」同様、Noctuaは頑なにヒートパイプダイレクトタッチは採用しない。同社曰く、現時点そのアドバンテージは見当たらないとのこと |
|
|
|