さて、お目当てのドスパラ台北光華本店が何処にあるかというと、八徳路電気街の中央付近。実に分かり易い場所に、日本でもお馴染み「ドスパラ」のカタカナロゴ入り看板を見つけることができる。
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八徳路電気街の中央付近。実に分かり易い場所に、日本でもお馴染みの「ドスパラ」ロゴを発見 |
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「ドスパラ台北光華本店」で出迎えて頂いたのは、支店長を務める甲斐 元浩氏。台湾に来てはや2年3カ月経つという同氏だが、実はエルミタ的には日本のドスパラ秋葉原本店時代から非常にお世話になりっぱなしだったという、今はベテラン店員さんである。以下に、質問形式での甲斐氏とのやりとりをまとめた。店内の様子とともにお届けしよう。
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現地スタッフとGeneral Managerの甲斐 元浩氏(右)。かつてはアキバのベテラン店員さんだったのである |
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編集部:
ご無沙汰しています。久しぶりにお会いできて嬉しいです。
甲斐氏:
お久しぶりです。ようこそ、遠いところをご来店いただきありがとうございます。
編集部:
早速ですが、ドスパラ台北光華本店を紹介してもらえますか。ざっと見たところ、まずはBTO中心、特にゲーム向けPCブランドの「Galleria」が多いようですが。
甲斐氏:
そうですね。店舗は1階と2階で構成されますが、この1階はBTO中心になります。
編集部:
となるとCPUやHDD、マザーボードといったパーツ類は販売していないのでしょうか。
甲斐氏:
実はそうなんです。ここ台北光華本店では目の前に「光華商場」があります。パーツ類を購入するお客さんは、やはりみなさんあちらを利用するんですね。
編集部:
意外でした。勝手にアキバの「ドスパラ パーツ館」のイメージで、パーツ類も多数取り扱っていると思っていました。
甲斐氏:
現在の「ドスパラ秋葉原本店」(BTO中心の品揃え)と似たようなコンセプトと言うと分かり易いでしょうか。
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ドスパラのゲーム向けPCブランド「Galleria」は、こちら台湾でも精力的に展開中。1FフロアはBTO中心の売り場となっていた |
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ノートPCも比較的大型のゲームプレイを前提としたモデルが中心。ASUSTeKやMSIといったブランドのほか「Galleria」も当然取り扱う |
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|台湾でもやはり人気はIntel搭載モデル
編集部:
こちらでの売れ筋のプラットフォームはなんでしょうか。
甲斐氏:
やはりIntel系ですね。日本と変わりません。とにかく安い構成で1台組みたいというお客さんには、AMDをオススメする場合もありますが。それでもSandy Bridgeはこちら台湾のユーザーさんにも好評ですよ。
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「Galleria」シリーズの構成表。12モデル中実に9モデルがIntel系CPU採用モデルだ |
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編集部:
売れ方の傾向などあるのでしょうか。
甲斐氏:
最初からガッチリ決めたハイエンドモデルというよりは、ある程度コストを抑えた基本構成で組んで、後々アップグレードというパターンが多いように感じますね。
編集部:
ではSSDなんかも後から増設するのでしょうか。
甲斐氏:
いや。SSDはあまり売れませんね。構成としては用意していますが。もちろんお向かい「光華商場」に行けば入手できますが、台湾のユーザーさんのほとんどはまだSSD導入には積極的ではないですね。
編集部:
日本ではあれほど人気なのにですか。
甲斐氏:
ええ。コストパフォーマンスの問題ですね。HDDに比べて高すぎる。理由はそれだけです。まだハイエンドユーザー限定のものといった感じでしょうか。
編集部:
そういえば、そんな話がありました。(「エルミタ的成田空港現場対談」)
編集部:
それではイチオシというか、店頭の目立つ場所に展示されているこの、なんでしょう「Galleria 格雷力 YF」というモデル。人気のモデルなのでしょうか。
甲斐氏:
このPCは台湾のPCゲームオフィシャルリーグ、TESL(TAIWAN eSPORTS LEAGUE)の認定PCになります。ご存知のように、台湾では非常にPCゲーム「eSPORTS」が盛んです。来店するお客様の多くがゲームユーザーさんとなりますので、このようなモデルは人気なんです。 |