returns to
エルミタージュ秋葉原
 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」番外編
 Home > エルミタ的編集部で使ってみた PhotoFast「GBOX-mini」編
the Voices 秋葉原Shop生の声
the Price アキバShopプライス画像掲示板
Special Price アキバShop特価品情報
PC Calender エルミタージュ的ロードマップ
Press Room リリース・トピックス・情報
Database エルミタージュ的データベース
Shop List 秋葉原Shopリスト
Akihabara Map 秋葉原Shop地図
Manufacturer List PCパーツメーカーリスト
Paet-time Job PC業界リクルート情報
Research 店員に聞く
携帯版エルミタージュ秋葉原
広告掲載について
情報・リリース窓口
About Us エルミタージュ秋葉原
 
Gboxmini
 
2010年9月22日 0:55
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
 
唐突に始まる新企画。「エルミタ的 編集部で使ってみた」

 さて、今回から始まる新企画「エルミタ的 編集部で使ってみた」の概要をご説明しよう。
 エルミタでは「速攻撮って出しレビュー」「一点突破」と2つのレビュー枠をお届けしているが、この新コーナーでは編集部STAFFが日々送られてくるプレスリリースを紹介する中で、実際に使ってみたいと思ったPCパーツ、さらに現在活躍している便利なアイテムをご紹介して行きたい。つまり「速攻」や「一点」とはまた違った実用的アイテムを大物小物問わず取り上げて行こうと考えている。編集部STAFFがチョイスするため個人の趣味趣向に走る傾向もありつつ、そこはご勘弁頂ければと思う。



編集部増殖中「SSDを有効利用しよう」の巻

 SSDが本格的に普及し始めたのが昨年2009年の事。これまでエルミタでは多くのSSDをテストしてきたが、メーカーにテスト用機材の貸し出しを受ける事もあれば、編集部で購入する事も多い。テストを行う上で、色々なコントローラーチップを搭載したモデルを準備しておかなければならず、必然的にその数は増えてしまうワケだが、「もうそろそろいいだろう」という旧世代品もボチボチ出始めた。わずか2年弱で旧世代とは少々酷な物言いだが、そこは進化の早いPCパーツ。テスト機材としての寿命はそれに比例して短いものとなってしまう事は仕方がないだろう。
 とは言え実使用ではもちろん現役選手。ストレージデバイスとしてどんどん活躍してもらわなくてはならない。そんな時に最適とチョイスしたアイテムが、今年7月にリリースされたUSB3.0対応SATA変換アダプタのPhotoFast「GBOX-mini」(実勢価格税込1,990円前後 発売中)だ。

GBOX-mini
「G-Monsterシリーズ」のSSDでお馴染みのPhotoFastから7月にリリースされた「GBOX-mini」。SATA-USB変換アダプタは数多あれど、USB3.0対応は大きい

  転送速度の速さがウリのSSDを簡易的に外付け使用したい場合、やはり外部インターフェイスUSB3.0対応は大きい。
 USB3.0は近頃リリースされる多くのマザーボードに搭載されるようになり、今や“最大のトピック”にはならないほど普及している事は言うまでも無い。理論値5Gbpsの高速転送は、同じく高速転送速度が命となるSSDとって、そのポテンシャルを引き出すには欠かせないものと言えよう。USB3.0対応で実売2,000円を切る「GBOX-mini」はまさにSSDのために作られたSSDのための簡易外付けアダプタなのだ。

GBOX-mini GBOX-mini
「GBOX-mini」本体はプラスチック製で外形寸法は75×38×17mm。側面にはSATAインターフェイス、裏側にmicroBコネクタが装備されている。なおこの製品はバスパワー駆動モデルにつき、ACコネクタ等は用意されていない。なお電源供給スペックはUSB3.0コネクタのみの接続時で5V/300mA、USB2.0補助電源コネクタ使用時で5V/800mA
GBOX-mini GBOX-mini
製品付属のUSB3.0ケーブル。青いUSBコネクタがUSB3.0ポート用、白いコネクタがUSB2.0ポート補助電源供給用となる。ケーブルを本体のmicroBコネクタに接続すれば、あとはSATAドライブをセットするだけ
GBOX-mini
今回用意したのはSandForce SF-1500を搭載するPhotoFast「G-Monster2 SFV1」(型番:GM2-25M100GSSDSFV1)100GBモデル。外付け使用には少々豪華過ぎる上、現役バリバリもいいところ。あくまでテスト用と言うことで

 まずは画像を中心に「GBOX-mini」を紹介したが、市場に多く出回っているSATA-USB変換アダプタとの大きな違いはUSB3.0対応である事に加え、バスパワー駆動である点。この製品には専用のUSB3.0ケーブルに補助電源供給用USB2.0コネクタが装備されたY字ケーブルが同梱されており、ACアダプタモデルに比べスマートにSATAデバイスを外付け使用する事ができる。これも大きなポイントと言えるだろう。



USB3.0は出っ張らないので挿しっぱなしの「GM3000EX」

 セットアップができたところで(と言っても挿しただけ)実際に使ってみよう。
 筆者の場合、仕事はノートPCとデスクトップPCを6:4の割合で使い分けているのだが、デスクトップPCにはHDDを6台搭載させ、まだまだ容量に困るレベルではない。一方のノートPCは、仕事に必要最低限のソフトウェアしかインストールしないようにしているものの、たくさんの資料やレビュー用の画像ファイル等が日々増え続けており、HDD容量の残り3分の1を切る状態になってしまった。万が一の事を考えると、やはり重要ファイルはバックアップしておかなければならず、これを機にノートPCのファイルを別な場所に設置しているデスクトップPC(FileServer→もちろんUSB3.0ポート有)に一気に移してしまおうと言う目論見だ。
 さて、ノートPCには標準でUSB3.0ポートが搭載されていないが、なんら慌てることはない。実は今年5月に「速攻撮って出しレビュー」でご紹介した同じくPhotoFastのExpressCard34対応USB3.0増設カード「GM3000EX」(実勢価格税込5,980円前後)が今でも活躍しており、ノートPCでのUSB3.0環境は既に整っているのであった。

GBOX-mini GBOX-mini
今年5月の「速攻撮って出し」で取り上げた「GM3000EX」はその後も活躍中
出っ張らない「GM3000EX」に「GBOX-mini」を接続
GBOX-mini ちなみにUSB2.0ポートに挿すと、OSからはご丁寧にこんなポップアップが出現する。こう言われてしまえばUSB3.0ポート以外で使う気にはなれない



仕上げ。せっかくなので、ベンチを取ってみよう

 ここまで出来てしまえば、後は「GBOX-mini」に接続したSSDにUSB3.0経由でファイルを転送してしまうだけだ。特にこの手の製品は簡単に“ぱぱっと”準備ができて、“ぱぱっと”済ませたいものだが、そこは簡易アダプタ。面倒なケースへのセッティング等の作業も無く、手軽に手持ちのSSDをUSB3.0経由で接続する事ができた。
 最後にせっかくなので定番の「CrystalDiskMark 3.0」でランダム1000MBの読込/書込速度を計測しておく事にしよう。

GBOX-mini GBOX-mini
USB2.0ポート接続時
USB3.0ポート接続時

 SandForceコントローラーという事で本来であれば「All 0x00. 0Fill」、「All 0xFF. 1Fill」のテストを行うべきだが、ここでの主役はあくまで「GBOX-mini」なので、USB2.0接続時とUSB3.0接続時の違いが分かれば良いだろう。
 結果は一目瞭然。USB3.0接続時のアドバンテージは非常に大きく、一度体感してしまうと癖になる。今さらUSB2.0には戻れまい。というワケで、File移行作業を始めるとしよう。

 
機材協力:株式会社フォトファースト
http://www.photofast.co.jp
© GDM Corporation All Rights Reserved.
toppage

 
GBOX-mini
・外形寸法 75×38×17mm
・付属品 USB3.0Y型ケーブル※USB2.0補助電源端子付/製品保証書カード/バックアップソフトウェア/ドライブクローンプロ7優待購入券
・製品保証 1年間
・実勢価格税込1,990円前後
・発売日:2010年7月
メーカー製品情報
OCW
GM3000EX
H70
Jing
HDD-BOOST
KUHLER-BOX
 
 
GDM Copyright(c)1997-2012 GDM Corporation All rights reserved 掲載記事の無断転載を禁じます