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パッケージはThermaltakeお得意の“腰巻き式”。筒状の日本語パッケージを外すとグローバルパッケージとなる。なお「静冷魂」は日本市場でのネーミング。海外仕様にはこのロゴは無い |
パッケージ内には「Jing 静冷魂」本体、リテンションキット一式が入った専用ツールBOX、Intel用/AMD用取り付けマニュアルが収められていた |
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芝ではなく竹林がモチーフだったグリーン基調のクーラー本体。ファンインペラとトップカバー(アクセサリー要素が高い)の黄緑はECOの意味合いもあるのかと思えば、それに関するセールトークは一切無い |
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正面と側面を眺めてみる。こうして見るとオーソドックスなサイドフロー型CPUクーラーという印象もあるが、TDP200Wサポートの実力派だという。なおニッケルコーティングされた放熱フィン枚数は39枚 |
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プラスチック製トップカバー中央には、Thermaltakeロゴと中国語表記の「静」の文字があしらわれたアルミプレートが装着されている |
底面ベース部には「WARNING」シールが貼られており「Please peel off label before you use it」の表記が。実際このシールを剥がさずに装着してしまうユーザーが少なくないという |
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鏡面仕上げの純銅製ニッケルコーティングベース部。ヒートパイプは非ダイレクトタッチ式で、φ6mm×5本がU字に配列され、熱移動の向上が図られている |
アルミ製放熱フィンのヒートパイプ貫通部。この密着具合でヒートパイプの役割が十分に果たされているか否かが決まる。冷却能力の差は工作精度にも深く関係しているというワケだ |
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ファンを外すと露わになる放熱フィンは、断面がフラットではなく段差がつけられている。これはファンからのエアフローを効率良く抜けさせる目的でデザインされているという |
角度を変えるとよく分かるヒートパイプレイアウト。「千住火力発電所のおばけ煙突の如く、角度によって本数が違って見える」という個人的感想は、かなり余談 |
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“Tt”ラベルが貼られた「120mm サイレントO.C.VRファン」はオープンフレームタイプを採用。低ノイズファンブレードにより静音効果も高いという |
Low/800〜High/1300rpm間のボリュームコントロールが可能なファンコントローラー。ケース内で調整するケーブルタイプなため、結束バンドで固定したい |
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ファンの固定は本体のプラスチックフレームへ引っかけるタイプで着脱は容易。汎用性を考慮してか、ファンには一応ネジ穴が空けられていた。なおファンを固定するフレーム部は「振動吸収ガスケット」と名付けられており、ファン駆動時の共振ノイズを低減させる効果があるという |
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ヒートシンク本体からファンを取り外してみた。ファンは裏側から見ると、吸気/排気各インペラデザインの違いがよくわかる。なおファン自体にエアフロー方向の記載が無いため、羽形状で判別する事になる |
特徴的な低ノイズファンブレード。フォークのような3本足で1セット×4カ所から成る。間隔を広く取る事でエアフローのストレスを軽減し、騒音値を落とそうという工夫がなされている |
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2つのファンを表面から見比べたところ(画像左)。右が吸気、左が排気となる。Rの方向が逆になっている事が分かるだろう。両者を重ねてみたところ(画像右)、側面からも明らかな違いが確認できる |
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そもそもオープンフレームは、一般的スクエアに比べ、フレーム付近で起きる風の乱れ=エアフローロス/騒音の原因が軽減されると言われている |
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ファン裏面に記載されている型番を確認すると「TTE122712LS」とある。これは独自の型番らしく、これ以上の情報は確認できなかった。普通に読むならば、数字の先頭2桁は120mm口径、次の2桁は厚みとなるはず。実際にデジタルノギスで測ると実測値で26.4mmだった |
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リテンション、グリス、ネジ類などはこのツールBOXにすべて収納されている。フタにはパーツの名称と個数が記されており、出荷時の欠品トラブルも未然に防ぐ事ができるだろう |
注射器タイプの「プレミアムサーマルグリス」は恐らく「Frio 冷却魂」に同梱されていたものと同一品。比較的柔らかいペースト状で、扱いやすい |
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ABS樹脂製のバックプレートはIntel、AMD共通。事前に六角ヘッドのロングスクリューを4カ所の穴に装着しておく |
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ベース台座を作るためのロングスクリュー、ナット、皿ネジ。個数は各4本で、こちらもツールBOXに整然と収納されている |
テスト機材はLGA1156という事で、Intel用マウントバーを用意。LGA775/LGA1366共通で、これより短いAMD用ももちろん同梱されている |
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プラスチックスペーサーをロングスクリューに通し、Intel用のベース金具を装着→ハンドルネジタイプのナットで締めればベース台座の完成 |
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「Jing 静冷魂」ベース部にT字マウントバーを皿ネジで固定。ベース台座にねじ込むミリネジにはテンション用のバネが鳩目で固定されている |
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完成した台座にT字マウントバーのバネネジを締め付ける。つまり「Jing 静冷魂」は2本のバネネジで固定される。重量920gの本体はぐらつきも無く不安感はほぼゼロ |