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|ベンチマークテストで「PX-M2P」シリーズの性能を確認
画像にてパッケージ、外観、基板を確認したところで、ここからはベンチマークソフトを使い、「PX-M2P」シリーズの性能を確認していきたい。
ベンチマークテストにはいつも通り「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」、「CrystalDiskMark 3.0.1b」、「HD Tune Pro 4.60」、「ATTO Disk Benchmark 2.47」の計4種類を用意。OS、ドライバ、ベンチマークのみをインストールしたシステム用のHDDを別途用意し、SSDにはデータを入れない状態でテストを行った。なお余分な負荷をかけないために、ベンチマークテスト中はネットワークケーブルを抜いた状態で測定を行っている。テスト環境は以下の通り。
テスト環境 |
CPU |
Intel Core i7-2600K
(SandyBridge/LGA1155/3.40GHz/TDP95W) |
マザーボード |
GIGABYTE「Z68XP-UD3R」(Intel Z68 Express) |
システムHDD |
Seagate「ST3500418AS」(SATA2 500GB) |
メモリ |
CORSAIR「CMX4GX3M2A1600C9」
4GB(2GB×2)PC-12800 |
光学ドライブ |
PLEXTOR「PX-755A」 |
電源ユニット |
CORSAIR「CMPSU-750HX」(750W/80PLUS SILVER) |
OS |
Windows 7 Ultimate SP1 64bit版 |
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■128GBモデル「PX-128M2P」のベンチマークテスト
まず初めに128GBモデルとなる「PX-128M2P」の性能をベンチマークテストにて確認していこう。「PX-128M2P」の公称スペックは最大読込500MB/sec、最大書込320MB/secとなっているが、実際にはどの程度のポテンシャルを秘めているのだろうか。
|データ圧縮率による性能の違いを
|「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」でチェック
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AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354 |
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「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」を使用してデータの圧縮率によって転送速度がどのように変化するのか確認してみた。まず、読込だがこちらは約470MB/secでフラットなグラフとなっており、転送速度の影響は受けていない。また、書込は250MB/secから320MB/secで多少ブレはあるものの、こちらも圧縮率に関係なく一定の転送速度をキープしている事がわかる。
|「CrystalDiskMark 3.0.1b」による
|テストデータの違いをチェック
「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」の結果を見る限り、圧縮率の違いによってシーケンシャルアクセス性能に影響は無さそうだが、ランダムアクセスの違いを確認するために「CrystalDiskMark 3.0.1b」でもテストデータによる性能の違いを確認することにした。
データサイズは1000MBに固定し、圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」、圧縮率の高い「All 0x00 (0Fill)」と「All 0xFF (1Fill)」の3種類のテストデータを使ってベンチマークを行っている。
■CrystalDiskMark 3.0.1bベンチマーク(1000MB)
「CrystalDiskMark 3.0.1b」の結果から、シーケンシャルアクセスだけでなく、ランダムアクセスにもテストデータによる違いは確認できなかった。よって、以後のベンチマークはテストデータ「デフォルト(ランダム)」のみ行うことにした。
|「CrystalDiskMark 3.0.1b」によるベンチマーク
■CrystalDiskMark 3.0.1bベンチマーク(デフォルト)
まずシーケンシャルアクセスを確認していこう。読込は公称スペックにはやや及ばないものの、最大470MB/secとなり、SATA3(6Gbps)対応SSDとして十分な速度を計測した。また、書込も310MB/sec前後で安定しており、筆者が知るかぎり120GBモデルにおけるランダムデータの転送速度としては現状最速クラスの性能だ。
次にランダムアクセスだが、4Kで読込27MB/sec、書込75MB/sec。4K QD32では読込290MB/sec、書込最大250MB/secと「PX-M2S」シリーズから大幅に高速化されており、SandForce製コントローラを搭載したSSDと遜色ない速度を叩き出している。 |
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