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|「R6670 Twin Frozr SE V2」のベンチマーク結果
まずはグラフィックスカードに「R6670 Twin Frozr SE V2」を使った場合のベンチマーク結果について確認していきたい。
■「3DMark 11 Version 1.0.2」
「A8 3850」の内蔵GPUはオンボードグラフィックスとしてはかなり優秀だが、さすがに「Radeon HD 6670」と比較するとPerformance、Entryとも半分程度の性能だ。そのため、このクラスのグラフィックスカードであれば内蔵GPUからのアップグレードとして十分有効といえるだろう。
次に、「AMD Dual Graphics」の効果を確認してみるとグラフィックスカード単体と比べてPerformanceで約40%、Entryでも約35%と大きくスコアを伸ばしている。「3DMark 11 Version 1.0.2」に対して非常に最適化が進んでいるためだと思うが驚きの結果だ。
また、メモリクロックの影響はグラフィックスカード単体動作の場合はほとんどないが、「AMD Dual Graphics」時は1333MHzから1600MHzでは約2%スコアが向上している。
■「3DMark Vantage Build 1.1.0」
「R6670 Twin Frozr SE V2」単体と比較すると、Performanceで約18%、Entryで約10%と「3DMark 11 Version 1.0.2」の結果と比べると控え目ながら確実にスコアは向上している。エントリー向けの上位グラフィックスカードとの組み合わせでここまでスコアが向上するなら「AMD Dual Graphics」を導入する意味は十分にありそうだ。
■「Dirt3 ベンチマーク」
次に実際のゲームベンチマークである「Dirt3 ベンチマーク」の結果を確認していこう。1280×720ドットの場合、メモリクロックが1333MHzではグラフィックスカード単体時よりスコアが低下、1600MHzでも約5%の向上とあまり効果が見られなかった。一方で1920×1080ドットでは最大37%と「AMD Dual Graphics」によって大きくスコアを伸ばしている。また、「Dirt3 ベンチマーク」ではメモリクロックも重要で、1333MHzと1600MHzで約10%スコアに違いがでている。
■「BIOHAZARD5ベンチマーク」
次に「DirectX 10」世代のゲームベンチマークである「BIOHAZARD5ベンチマーク」の結果を確認していこう。これまでほぼ順調にスコアを伸ばしていた「AMD Dual Graphics」だが、「BIOHAZARD5ベンチマーク」では大きく様相が変わってくる。かろうじて1920×1080ドット、メモリクロック1600MHzの環境ではスコアが向上しているものの、それ以外の環境では単体時よりスコアが低下している。特に1280×720ドットでは大きくスコアが落ち込んでおり効果がみられなかった。
グラフィックスカードに対して負荷が軽い場合は「AMD Dual Graphics」のオーバーヘッドの方が大きくなってしまうようだ。 |
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