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|「R6570 Twin Frozr Mini 1G」のベンチマーク結果
次にグラフィックスカードに「R6570 Twin Frozr Mini 1G」を使った場合のベンチマーク結果について確認していきたい。
■「3DMark 11 Version 1.0.2」
「R6570 Twin Frozr Mini 1G」と「A8 3850」の内蔵GPUを比較すると「R6570 Twin Frozr Mini 1G」の方が約20%高速だ。これは「Radeon HD 6570」と「Radeon HD 6550D」というモデルナンバーを考えると妥当な結果と言えるだろう。
「AMD Dual Graphics」では、「R6570 Twin Frozr Mini 1G」単体に比べてPerformanceで約50%、Entryでも約45%と大きくスコアを伸ばしており、「R6670 Twin Frozr SE V2」よりスコアの向上率が高くなっている。特にモデルナンバーで上回るはずの「R6670 Twin Frozr SE V2」より高いスコアを記録している点は注目に値する。
■「3DMark Vantage Build 1.1.0」
「R6570 Twin Frozr Mini 1G」単体と比較すると、Performanceで約24%、Entryで約16%とこちらも「R6670 Twin Frozr SE V2」よりもスコアの向上率は高くなっている。もともと「AMD Dual Graphics」では性能の近いグラフィックスカードとの組み合わせにおいて効果が高くなるということだが、それが証明された結果と言えるだろう。ちなみに、単体の「R6670 Twin Frozr SE V2」との比較ではこちらは一歩及ばない結果で「Radeon HD 6630D2」というモデルナンバー通りの性能となった。
■「Dirt3 ベンチマーク」
「R6670 Twin Frozr SE V2」との組み合わせでは1280×720ドットの場合ほとんどスコアは向上しなかったが、「R6570 Twin Frozr Mini 1G」との組み合わせでは1280×720ドットで約20%、1920×1080ドットで約40%と大きくスコアを伸ばしている。特にメモリクロック1600MHzの環境では1920×1080ドットで40fpsを超えており、実際のベンチマークテスト中の動作もかなり滑らかだった。
また「Dirt3 ベンチマーク」はメモリクロックの影響が大きく、1333MHzと1600MHzで約10%スコアに違いがでている。
■「BIOHAZARD5ベンチマーク」
「R6670 Twin Frozr SE V2」との組み合わせではほとんど効果がなかった「BIOHAZARD5ベンチマーク」だが、1920×1080ドットの場合メモリクロック1333MHzで約20%、1600MHzでは約37%と大きくスコアを伸ばしている。一方で1280×720ドットではいずれのメモリクロックでもスコアを落としており、やはりグラフィックスカードへの負荷が小さい環境では「AMD Dual Graphics」によるオーバーヘッドのほうが大きくなるようだ。 |
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