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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.94 トリプルディスプレイ環境を身近にするZOTAC「GeForce GTX 560 Multiview」を試す
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「GeForce GTX 560 Multiview」でトリプルディスプレイを試す
ここからは実際に動作させてチェックしていくことにしよう。「GeForce GTX 560 Multiview」では前述通り、DisplayPortをHDMI/DVIへ変換するIDT製トランスレータチップ「VMM1402」を搭載することで、DVIまたはDisplayPortとHDMIを2ポート使ったトリプルディスプレイを可能としている。そこで今回はLG製「E2250VR」2台をHDMIで接続、Hyundai製「W24XD」をDVIで接続してテストした。
NVIDIAコントロールパネルで確認したところ。HDMI接続した2つのディスプレイはDual HDMI接続による1つのディスプレイとして認識される
Windowsのコントロールパネルから確認したところ。やはりDual HDMI認識で推奨解像度は3840×1080となっている
DVI接続したディスプレイは、普通に別のディスプレイと認識された。もちろんDual Link DVIに対応するため、最大で2560×1600ドットまで表示可能だ
HDMI接続した2つのディスプレイはWindows上ではDual HDMIに接続された1つのディスプレイとして認識された。DVI接続のグラフィックスカードはこれまで通り通常のディスプレイとして認識されており、OSからはあたかも2つのディスプレイが接続されているかのように認識される。
筆者は通常21.5インチのLG製「E2250VR」をメイン、NANAO製16インチ「FlexScan L465」をサブとして使うデュアルディスプレイ環境で作業をしているが、5760×1080ドットの高解像度環境と比較すると、表示できる情報量がまったく違う。ゲーム環境だけでなく、オフィスアプリケーションでの原稿作成、DTP処理、プログラムのコーディングといった作業でも大いに力を発揮してくれることだろう。ただし、マウスの移動距離も大幅に増えるため、テスト中はG5 Laser Mouseの解像度を通常利用している400dpiから2000dpiへ変更したことは付け加えておく。
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各種ベンチマークテストで実力をチェックしてみる
トリプルディスプレイの接続を確認したところで、ここからはベンチマークテストで性能をチェックしていくことにしよう。今回は「GeForce GTX 460」の後継モデルということで、比較対象として編集部所有の玄人志向「GF-GTX460-E1GHD/OC」を用意した。こちらはコアクロックが700MHz、メモリクロック3600MHzとコアクロックが25MHzオーバークロックされているモデルのため、コアクロックは定格の675MHzにダウンクロックしてテストを行った。今回用意したテスト環境は以下の通り。
テスト機材構成
CPU
Intel Core i7-2600K
(SandyBridge/LGA1155/3.40GHz/TDP95W)
マザーボード
BIOSTAR「TP67XE」(Intel P67 Express)
HDD
Seagate「ST3500418AS」(SATA2 500GB)
メモリ
G.SKILL「F3-17000CL9D-8GBXLD」
8GB(4GB×2枚)PC3-17000(DDR3-2133MHz/1.65V)
光学ドライブ
PLEXTOR「PX-755A」
電源ユニット
CORSAIR「CMPSU-750HX」(750W/80PLUS SILVER)
OS
Windows 7 Ultimate SP1 64bit
「GF-GTX460-E1GHD/OC」のGPU-Z 0.5.4の結果。今回のテストではコアクロックを定格の675MHzに下げた状態で行った
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製品名
GeForce GTX 560 Multiview
型番
ZT-50706-10M
CUDAコア数
336基
コアクロック
820MHz
メモリクロック
4008MHz
メモリインターフェイス
256bit
メモリタイプ
GDDR5
ビデオメモリ
1024MB
発売日
2011年8月末予定
市場想定売価
1万円台後半
製品情報(ZOTAC)
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