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 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」番外編
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共通筐体を採用する「GZ-X5BPD-493」もチェックしておこう

 ケース内細部をチェックする前に、“ほぼ共通シャーシ”を採用する「GZ-X5BPD-493」をご紹介しておこう。“ほぼ”とお断りしたのは、フロントパネル搭載部に若干の違いが見受けられたからだ。その他装備品の有無で兄弟モデルとの差別化が図られている。
 
GZ-X5BPD-493
外観オールブラック仕様の兄貴分「GZ-X5BPD-493」。フロントパネルはプラスチック製で、光沢塗装が施されていた。ちなみに「GZ-X1SPD-100」で採用されている5.25インチ最上段の開閉式ベゼルは省略されている
フロントアクセスポート用開閉ドア機構は同様ながら、ポートの種類に相違がある。左からヘッドフォン端子、マイク端子、USB2.0/1.1ポート×2が並び、右端のIEEE1394はブランクで使用できない
サンプルモデル(初期ロット)ではフロント120mmファンはオプション扱いだったが、現行ロットは標準搭載となったらしく、リア共に各1基の120mmファンが搭載されている。さらに電源ユニットも標準で搭載されているのが「GZ-X1SPD-100」との大きな相違点となる
標準搭載品の電源ユニットを取り外してみると、天板の接触部分には共振防止対策用にラバーが2箇所装着されていた 取り外した標準品の電源ユニットの型番は「GE-C500N-C2」。単体発売されている実勢価格3,980円の500Wモデルとは若干型番が違う
「GE-C500N-C2」のスペック表。容量500W(ピーク550W)で、搭載ファンは120mm。+12Vは2系統で、各17Aの出力を誇る。後ほど紹介する単体発売の「GE-N500A-C2」に比べ、若干非力ではあるが、それほど大きな相違は無い。なおコネクタ数は20+4pinメイン×1、12V 4pin×1、6+2 PCIe×1、SATA×2、4pinペリフェラル×4、FDD×1
フロントパネルのオプションファン搭載部前面には吸気用スリットが設けられており「GZ-X1SPD-100」のような側面気孔は無い。なお前面吸気用スリットと側面吸気用スリットでのケース内温度差は意外にも無かった 細かい点だが、フロントパネルの固定方法にも相違を見つけた。「GZ-X1SPD-100」ではプッシュピンタイプだが、こちらは6箇所のツメで固定する方式。両サイドパネルを外す必要性があるものの、ストレス無く着脱ができるため、個人的にはこちらが好み
フロントパネル、装備品(電源ユニットおよびファン)に違いがあるものの、側面画像からほぼ共通シャーシである事がお分かり頂けるだろう。その価格差は約2,500円。電源ユニット標準に引き替えでファンは1基減ってしまう事になるが、あとは外観デザインなどの好みの問題だろう。両者は正常派生型PCケースの関係と言える



ドライブベイレイアウト&拡張スロットをチェックする

 ここからは「GZ-X1SPD-100」に戻ってドライブベイ部を見て行こう。
 しつこいようだがここで取り上げている「GZ-X1SPD-100」は、電源搭載モデル「GZ-X5BPD-493」と共通筐体を採用し、いずれもベイレイアウトは5.25インチオープンベイ×4、3.5インチオープンベイ×2、3.5インチシャドウベイ×5となる。
 ATXミドルタワーとしては標準的なベイ数だが、敢えて言うならば3.5インチオープンベイ×2は“多すぎる”程度。
 言うまでもなく、3.5インチオープンベイは組み込み時およびBIOSアップデート時に必須だったFDD用に用意されたものだが、ご存じのようにFDDの需要は急速に減少し、光学ドライブや外部記憶デバイス(USB Flashなど)にその役割はどんどん移行され、もはやFDDレスでもなんら不便を感じない。
 それでも3.5インチオープンベイが残されている理由は、手持ちのFDDデータの読込が必要なニーズへのリクエスト、さらにカードリーダーやドライブベイアクセサリの増設等が想定される。
 この件に関してPCケースメーカー各社は3.5インチ専用ベイを廃止し、5.25インチにマウンター機能を付けることで排他使用の手法を採用する事が多くなっている。時代の流れに合わせ、3.5インチ専用ベイはそろそろ引退の時かもしれない。

5.25インチベイ最上段部のみ、開閉式ベゼルが採用されている。これはもちろん本体色と違うドライブベイのベゼルカラーでも外観を損なうこと無きよう配慮。光学ドライブ開閉スイッチボタンにあたる裏面接触部はスライド式で、汎用性を持たせている
エントリークラスでもデフォルトになりつつあるドライブベイ部のツールフリー機構。もちろんこのモデルでも5.25インチと3.5インチドライブ部に採用されている。なお反対側は3.5インチのみ同じくツールフリーロック機構が装備されているものの、5.25インチはネジ固定となる
5.25インチの裏側。ここにはロック機構は無く、ミリネジで各ドライブを固定する必要がある。意外に横着をしてネジ留めしないユーザーが多いらしい こちらは3.5インチの裏側。さすがにHDDの扱いは別格らしく、ロック機構が両サイドに用意されている
ドライブ固定用のロック機構はABS樹脂性。ドライブ側ネジ部にピンを合わせ、中心部のレバーを回す事でロックと解除ができる。実際に装着してみたところ、不安感は無かった
全ドライブベイ部を横から眺めてみたところ。5.25インチエリアと3.5インチエリアはもっとも安価なPCケースのように一枚板ではなく、2つのパーツで構成されている事が分かる
拡張スロット部のツールフリー機構。最上段部にあるレバーを押し上げ、さらにそれを手前にスライドさせると全拡張スロットが固定できるという仕組み。たまに見かけるこのタイプ。非常に合理的と言える
合理的といえば拡張スロットのブランクブラケットもそのひとつで、ドライブベイ部同様、金属疲労により使用する部分のみをもぎ取る方式。穴が空けられているが、通気用または取り外す時にマイナスドライバーを挿入するためか? GeForce GTX 469(EVGA「768-P3-1360-KR」)を実際に取り付けたところ、ツールフリー機構のレバー突起が物理的干渉を起こす事が分かった。この場合はネジ留めすればOK。汎用性はやや低いようだ
後方からのショット。シンプルで基本に忠実、さらに実売5,000円前後という価格は、クラス以上の完成度。さすがに現世代のバリュークラスPCケースに仕上げられている。なお剛性に関しても不安感は皆無で、パーツを組み込んで行けばさらにガッチリとした感覚を味わうことができるはずだ

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GZ-X5BPD-493
GZ-X5BPD-493
・外形寸法 W185×D480×H410mm
・素材 SECC + プラスチック
・重量 約6.2kg
・5.25インチ×4
・3.5インチベイ×2
・3.5インチシャドウベイ×5
・拡張スロット×7
・電源 500W標準搭載
・対応 ATX/MicroATX
・I/O USB2.0×2/オーディオin/out(AC97/HD Audio対応)×1
・ファン リア120mm×1、フロント120mm×1
・実勢価格税込7,500円前後
・発売日:2010年7月3日
メーカー製品情報
代理店製品情報(リンクスインターナショナル)
GZ-X1BPD-100
・外形寸法 W185×D480×H410mm
・素材 SECC + プラスチック
・重量 約5kg
・5.25インチ×4
・3.5インチベイ×2
・3.5インチシャドウベイ×5
・拡張スロット×7
・電源 オプション
・対応 ATX/MicroATX
・I/O USB2.0×2/IEEE1394×1/オーディオin/out(AC97/HD Audio対応)×1
・ファン フロント120mm×1、リア120mm×1
・実勢価格税込5,000円前後
・発売日:2010年8月8日
メーカー製品情報
代理店製品情報(リンクスインターナショナル)
GE-N500A-C2
GE-N500A-C2
・規格 ATX12V v2.2準拠
・80PLUS STANDARD
・外形寸法 W150×D140×H86mm
・重量 約1.89kg
・搭載ファン オートスピードコントロール機能を備えた120mmファン
・保護回路 過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、 過負荷保護(OPP)、低電圧保護(UVP)、ショート回路保護(SCP)
・安全性許認可 CE、CB、TUV、CUL、FCC、BSMI、CCC
・PFC アクティブPFC
・実勢価格税込3,980円前後
・発売日:2010年7月10日
メーカー製品情報
代理店製品情報(リンクスインターナショナル)
 
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