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 Home > エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.18 個人的に気になるCPUクーラー5製品片っ端テスト
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総評 Noctua「NH-C14」
 トップフロー型CPUクーラーではトップクラスの冷却性能


NH-C14

NH-C14
やり過ぎ感もありつつ、結果を残した「NH-C14」
 「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.14で「私たちはHDT(ヒートパイプ・ダイレクト・タッチ式)を採用しない」と断言したNoctua。「NH-C14」も当然HDTが採用されていない。
 Noctuaのスマートなイメージとは裏腹に「NH-C14」は、トップフロースタイルながら、140mmファンをデュアル搭載させた“無茶な”モデルだ。恐らくトップフローの最強モデルを狙ったものと思われるが、確かに冷却性能が高く、なるほどオーバークロックユーザーから支持されるだけの説得力があった。さらにコアユーザーだけがターゲットではなく、ファン回転減速ケーブルを2種類同梱させる事で、3通りの使い方ができる点は扱いやすい。
 組み合わせるCPUのクロックによっては、「ここまでしなくても、、、」という見方もあるだろう。しかし冷えて困ることは無く、少しでもCPUに負担を掛けたくないと考えるユーザーにもお勧めできる。選択肢の少ないトップフローの中では、最上位クラスのモデルと言える。


総評 THERMOLAB「TRINITY」
 130mm口径ファンとのマッチングにやや難点ありか

TRINITY

TRINITY
ADDAのファンが仇に?
 5モデル中、最も軽量(といっても735g)で、かつオーソドックスなサイドフロー型となる「TRINITY」は、唯一ダイレクトタッチ型ヒートパイプが採用されている。テスト結果から、その圧倒的アドバンテージは感じられなかったが、可もなく不可もなく、冷却機器としての役割を果たしている。
 サイレントモードとパフォーマンスモードは、高負荷時での回転数で449rpmの違いが出るものの、冷却性能にでは2℃の違いに留まった。断定はできないが、どことなく採用される130mmファンとのバランスが思うようにとれていないような印象がある。もう少し高いTDPのCPUで使用すれば、明確な違いが出るのかもしれない。願わくば、もう少しメリハリの利いたチューンが欲しいところ。今回取り上げたライバル中、最もおとなしく見えてしまう。相手が悪かった。


総評 ArcticCooling「Freezer13 Pro」
 静音性は良好。50mmファンはご愛敬?

Freezer13 Pro

Freezer13 Pro
なかなか静かな秀作「Freezer13 Pro」
 世界的に見ても汎用VGAクーラーの信頼性は圧倒的に高く、一方でライバルが多すぎるCPUクーラー部門での爆発的ヒット作になかなか恵まれないArcticCooling。乾電池からラジコンまでリリースしてしまう、“自作業界の中規模量販店”的展開はなんとも柔軟な社風だが、それはさておき。
 「Freezer13 Pro」で気になるのは、受熱ベース上部に搭載された50mmオープンフレームファンの存在である事は言うまでもない。注目のテスト結果は、アイドル時32℃/高負荷時48℃と良好だった。アイドル時の騒音値もライバル中では最も低く、静音性も申し分無い。実売4,000円台のサイドフローとしては、悪くないだろう。
 さて、注目の50mmオープンフレームファンだが、動作音を感じる事もなく、さらにCPUソケット周りの構成部品を冷やしているという実感もない。およそ予想通りだが、けなげに回る存在だけに、そっとしておくことにしたい。


総評 Thermalright「HR-02」
 質実剛健。冷却エンスー向けサイドフロー型ヒートシンク

HR-02

HR-02
相変わらずの美しさが光る「HR-02」
 価格も決して安くなく、それでいて説得力のある工作精度を維持し続けるThermalright。120/140mmファンをオプション扱いにしたのは同社らしい。これはメーカーがファン選択を放棄したワケではなく、エンスージアスト向けを標榜するだけに、ユーザー側にチョイスを委ねるというスタンスからだろう。真面目にヒートシンクを作り続ける希有なメーカーとして国内でも一目置かれる存在であり、冷却マニア=冷却エンスーからの信頼性も高い。
 今回のテストでは、「TR TY-140」(140mm口径)を使ってみたが、アイドル時30℃は最も低く、期待を裏切らない点はさすがThermalrightと言ったところだ。性能についてマイナス点は見当たらないが、敢えて言うならば、やや華がないと感じる意見もあるだろう。とは言え質実剛健な冷却機器メーカーとして、これからも他社に目もくれず、独自路線を続けて欲しい。


総評 Thermalright「Silver Arrow」
 個人的に使うなら、搭載ファンを換装したい

Silver Arrow

Silver Arrow
デフォルト搭載ファンが少々不満な「Silver Arrow」
 140mmデュアルファン搭載でオーバークロッカー向けの外観ながら、工作精度の高いヒートシンクを組み合わせた大型サイドフロー「Silver Arrow」。テスト結果は良好で、思ったほど騒音値が高くない点も印象に残った。位置付けとしては、Noctua「NH-C14」に似たコンセプトで、PCケースのエアフローレイアウトにより、サイドフロー型のハイエンドクラスCPUクーラーとしては有力なモデルのひとつとなるだろう。見かけほど大味な印象も無く、淡々と仕事をこなす様はThermalrightらしい。
 ただし前述通り、数値では表れないレベルながらも搭載ファンがやや高回転域でガサつく点は気になった。140mmファン搭載ながら、120mmファンネジピッチが採用されているので、個人的に使用する場合は交換する事になるだろう。さらに大型サイドフローならではの注意点として、背の高いヒートスプレッダ付きメモリは、ファンとの物理的干渉を起こしてしまう。ハイエンド向けCPUクーラーとしては本末転倒の感は否めないが、全てのスロットに背の高いメモリを装着させる事を想定しているユーザーは要注意事項として覚えておきたい。


機材協力:Noctua/株式会社サイズ/ThermoLab Co.,Ltd./
ArcticCooling/Thermalright

 
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