【主な設定項目】
CPU Frequency:150MHz〜500MHz
PCIE Frequency:75MHz〜250MHz
CPU Multiplier:x0.5(100MHz)〜x31.5(6300MHz)
NB Frequency Multiplier:x5(1000MHz)〜x31.0(6200MHz)
CPU Voltage:0.6000V〜2.0000V(0.125V刻み)
DRAM Voltage 1.250V〜2.065V
「Phenom II X2 555 Black Edition」のCPU-Zの結果を確認すると、プロセッサ名が「Phenom II X4 B55」になり、さらにCoresも「4」となり、4コア化されていることがわかる。
また、「Athlon II X3 445」では、プロセッサ名は「Phenom II X4 B45」へと変わり、Coresが「4」となるだけでなく、L3キャッシュも復活していることがわかる。これは、Athlon II X3にはPhenom II系のDenebコアの機能を無効化した製品とAthlon II X4系のPropusコアの機能を無効化した製品が混在しており、今回テストした「Athlon II X3 445」はDenebコアを無効化した製品だったということだ。
このように「ASRock UCC」を使えばコアだけでなく無効化されているL3キャッシュも有効化させることができるようになる。
「ASRock UCC」を使って、無効化されているコアやL3キャッシュを有効にできるかは、完全に運次第となるが、対応CPUを持っているなら試してみるといいだろう。
ここまで、AMD系ハイエンドマザーボードとなる「890FX Deluxe4」をチェックしてきたが、非常に高速なSATA3.0(6Gbps)、USB3.0といった最新インターフェイスを搭載しており、Phenom II X6と組み合わせれば、まさにAMD系最高性能のマシンを構築することができる。さらに、敢えて2コアや3コアといったミドルレンジのCPUを購入して「ASRock UCC」を使ってコアを復活させるという自作ならではの楽しみ方もできるマザーボードとなっている。