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 Home >エルミタ的「一点突破」 PCケース編 Vol.4 ドスパラセレクト「DP-2012」検証
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「DP-2012」外観チェック その2

 ここからは「DP-2012」外観チェックをもう少し深く掘り下げてゆく。
 このモデルでは、フロントパネル、トップパネルがいずれも着脱可能で、前者は両サイド各3カ所によるツメでの固定、後者は背面ネジ2本を外した後にスライドさせる事で簡単に取り外しができる。
 では着脱可能構成パーツを中心に、「DP-2012」の構造を確認してみたい。


DP-2012
「DP-2012」のフロントパネル。着脱はスクリューレスだが、両サイドパネルを外す必要がある
DP-2012 DP-2012
フロントパネル裏。5.25インチベゼルはメッシュ仕様で、ツメ固定式。ちなみに防塵フィルタの類は装着されていない
DP-2012 DP-2012
フロントアクセス/パワーLED部。フロントパネル上部にあるプラスチック製の四角い穴にLEDユニットを差し込んであった。なかなか珍しい仕様。カラーはPowerがBlue、アクセスがRed。いずれも高輝度タイプで、特にBlueは正対すると眩しく感じるかもしれない
DP-2012
トップパネルは着脱が可能。V字にカットされた通気孔がゲーマー向けモデルを意識したデザインの真骨頂
DP-2012 DP-2012
トップパネル裏面。共通して言える事だが、防塵フィルタは装備されていない。なおトップパネルはリア側面にあるネジ2本を外し、背面にスライドさせる事で簡単に取り外す事ができる。通常の組み込みでここを外す必要は無いが、オプションのトップ排気ファンを増設させる場合にこの作業が発生する
DP-2012 DP-2012
水冷ユニットホース用とは別にブーツが付けられた穴はフロントポートUSB3.0用ケーブル引き回し向け。現状苦肉の策と言える部分 水冷ユニットホース用穴は2カ所。かなり安価なPCケースでもデフォルトの仕様となってきた
DP-2012 DP-2012
拡張スロットは全7段。ブラケットはよくある切り込みを金属疲労で切り取るタイプ。この辺りはコスト削減による仕様と言ったところ。また通気孔の役割を果たすスリットが設けられており、2Slot占有タイプのグラフィックスカードを搭載する場合、かなり横着な人ならば段差のない拡張ブラケットを1カ所だけ外すことで、VGAクーラーの排気させてしまうという荒技も不可能ではない
DP-2012 インシュレーター高は実測値で10mm。プッシュピンはめ込み式でシャーシ底面合計4つ装着されている

拡張カード需要と共に気にならなくなってきた点

 「DP-2012」の拡張ブラケットは、使用するスロット部のみプレートを切り離すタイプが採用されている。いくら外観が豪奢でもエントリークラスのPCケースでは今でもよく見かけるこの仕様、コスト削減という観点から、製造メーカーが真っ先に目を付ける“仕分けターゲット”となってしまう。できれば個別にネジ留めされた仕様が良いとは思うが、実際に使用する際においては、あまり問題にならない事に気が付く。
 グラフィックスカードの多くは2Slot占有タイプになり、上1段を残して2つを使用。さてその他はと言うと、ほとんどが使われなくなってしまった。
 PCIサウンドカード花盛りという時代は過ぎ、マザーボードに付属される事があるのポート増設用ブラケット金具も実際にはあまり使用しない。さらに稼働後も任意制御ができるようなファンコントローラーの類や各種アクセサリも以前に比べればリリースされる種類も激減しているのが現状だろう。
 いずれもマザーボードに搭載されるオーディオ機能であったり、豊富な外部インターフェイス、ソフトウェアによるファン回転数制御機能等が熟成されたためであり、拡張スロット自体の活躍の場も少なくなりつつある(5.25インチドライブベイアクセサリも同じ事が言えるかもしれない)。
 なんでも満載するのが自作の楽しさという側面が技術の進化によって減少してしまった点は、少々寂しい限り。復活する日はあるのだろうか。



両サイドパネル部をチェックする

 正面左のサイドパネルにはホームベースのような形の通気孔が大きく設けられている。ゲーマー向けPCケースを謳うならば、今やなくてはならない存在と言える。この部分には120mmファン2基または200mmファン1基が任意で搭載できるよう、ネジ穴が用意されており、ハイエンド指向のグラフィックスカードのマルチ構成等には冷却補助が期待できる。
 なおサイドパネルの着脱はヘッドの大きいハンドスクリューが用いられている。

DP-2012 DP-2012
ホームベースのような通気孔。一塁側と三塁側に120mmファンをそれぞれ各1基、または中心部分に200mmファン1基が搭載できる 正面右サイドパネルも同様にホームベース風の凹凸がデザインされている


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DP-2012
・2010年8月発売(初期モデル)
・実勢価格税込9,980円(12月現在)
・外形寸法W200×D493×H490mm
・重量7.3kg
・電源(オプション)
・拡張スロット×7
・5.25インチ×4
・3.5インチ
 オープンベイ×2(ホットスワップ)
 シャドウベイ×2
・2.5インチシャドウベイ×4
・ファン(標準搭載)
 フロント吸気120mm(BlueLED)×1
 リア排気120mm×1
・ファン(オプション)
 サイド吸気120mm×2/200mm×1
 トップ排気120/140mm×2
・フロントI/O
 USB3.0×2/eSATA×1/Audio
製品情報(ドスパラ)
 
58
H70
Jing
HDD-BOOST
 
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