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 Home >エルミタ的「一点突破」 PCケース編 Vol.4 ドスパラセレクト「DP-2012」検証
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「DP-2012」ケース内部をチェックする

 ここからはPCケースの要、内部構造の隅々をチェックする。ゲーミングPCケースと言えば、どうしてもエアフローに注目しがちだが、「DP-2012」はドライブベイ構造にポイントが置かれている。


DP-2012
グラフィックスカード有効スペースは実測値で約330mm前後。拡張スロットの延長線上はちょうど2.5インチシャドウベイとなるため、より多くのスペースが割かれている
DP-2012 DP-2012
今やこれがなければ失格?とばかりに、ほとんどのPCケースに装備されるケーブルマネジメント用ホール。ただ穴を空けるだけとは言え、なぜこれまであまり気づかれなかったのだろう。CPUクーラーメンテナンス用ホールよりよほど実用的である
DP-2012
DP-2012
マザーボードトレイ裏からの画。CPUクーラーメンテナンスホールやケーブルマネジメント用ホールなど、多数の穴が確認できる。これだけを見ても、この価格帯では非常に凝った作りであることが分かる



PCケースの性格は、ドライブベイレイアウトでほぼ決まる

 PCケースを選択する上で重要なポイントとなるドライブベイレイアウト。「DP-2012」では5.25インチ×4、3.5インチオープンベイ×2、3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×4がスペック上の数字となる。
 ただし少々説明が必要で、3.5インチオープンベイはFDDやカードリーダーを搭載できるスペースではなく、SATA HDD用のホットスワップベイとなり、専用カートリッジが2基内蔵されている。

DP-2012
「DP-2012」が支持されている理由のひとつにドライブベイの豊富さが挙げられる。このモデルでは縦置き横置きレイアウトが効果的に使い分けられている事がわかった

 一般的な使用において、これだけストレージが搭載できれば十分だろう。特に2.5インチシャドウベイが独立4段というのは珍しい点で、SSDの本格的普及により、RAID構築ユースにも目を向けた設計となっている。またこれを横レイアウトとし、さらに下から4台分の3.5インチシャドウベイ上に用意した理由は、拡張カードスペースを少しでも稼いでおこうという目論見からであろう。各サイズのドライブベイをブロックのように積み重ね、いかに効率的にレイアウトするかでPCケースの性格が決まってしまう。PCケースの内部構造で最も重要な部分と言えるだろう。


DP-2012
ワンプッシュで開閉ができる最下段にある扉を開くと3.5インチSATAホットスワップベイのカートリッジにアクセスする事ができる
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ベゼル部のツメをスライドさせ、レバーを持って垂直に引き抜くことでカートリッジが外れる。ただ難点といえばカートリッジが奥に引っ込みすぎている点と、想像通りのスムーズな引き出しができない点。建て付けというよりも、カートリッジ自体の剛性にもやや問題があるのかもしれないが、通常使用においての障害とまでは言えない範囲内
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3.5インチHDD専用レールは樹脂製。2つの突起がHDDのネジ穴に掛かり、簡単に“下ごしらえ”ができる。よくあるタイプなので、作業に手間取る事もない
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専用レールを装着したHDDをカートリッジに装着。なおネジ留めにも対応しており、この場合はトレイ底面のネジ穴を利用する
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SATAホットスワップに対応する専用カートリッジを下段に収めたところ ホットスワップベイ上には3.5インチ×2分のシャドウベイも用意。ツールフリーのレールを使ってそのまま着脱ができる
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5.25インチ部に装備される“落下しない”ハンドスクリュー。某社のマジックインキを彷彿とさせる大振りなヘッド部はスライド式で、ピッチ調整が可能
DP-2012 5.25インチベイに光学ドライブを装着。フロントベゼルはケース内部から押し出すことで簡単に外れる仕組み。ツールフリーで装着作業には一切工具不要
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DP-2012 圧巻なのは2.5インチシャドウベイ数。4台のSSD/HDDが搭載でき、すべてワンタッチで装着が可能。ガイド部に取り付けられたラバーにノッチが付けられており、差し込むだけでカチッと固定できてしまう。装着感がよく、意味もなく何度も着脱をして遊んでしまった、、、
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3.5インチSATAホットスワップベイ基板

 SATAホットスワップベイ基板部をケース背面からのぞき見してみよう。実にシンプルなそれには、SATAコネクタ2口と4pinペリフェラル電源コネクタ1つが用意され、それぞれを接続する事でフロントアクセスによるHDDの取り扱いが可能となる。
 ひとつ面白いのはファン用3pinコネクタが2つ搭載されているところ。フロントファンの電源ケーブルを辿って行くと、ここに接続されていた。

DP-2012 DP-2012
ホットスワップカートリッジ基板は最下段にレイアウト。売価1万円前後に設定された「DP-2012」の限られたコストの中で、どうにか利便性を向上させようと考えたメーカーの努力が窺える



広く採られた電源ユニット搭載スペース

 次に電源搭載スペースをチェックしよう。現在リリースされている多くのPCケースが採用するボトムレイアウトで、L字エアフローレイアウトの電源ユニットを搭載すれば、ボトム吸気/リア排気のスタンドアローンにて運用できる。このレイアウトが採用されるようになってから、電源ユニットはケース内の駆動熱を排出する手助けをしなくなった。とりわけPC構成パーツの中でも重要な電源ユニットにとっては好都合の風潮と言えるだろう。


DP-2012 DP-2012
底面に通気孔が設けられた電源搭載スペース。電源ユニット設置はリア面のネジ穴のみでの固定となる
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底面から見た通気孔。防塵フィルタが装着されているのが分かる 防塵フィルタは着脱式。固定は溝に装着するタイプで、ネジ留めは不要。基本的にフィルタが装備されていないPCケースだが、電源ユニットには配慮がなされている
DP-2012
試しに装着してみた電源ユニットCORSAIR「CMPSU-850AXJP」の奥行きは160mm。ボトムファンスペースは用意されていないため、かなりのロングタイプ電源でも難なく搭載できる。また非モジュラー式の場合、余ったケーブルを追いやるスペースとしても十分だろう


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DP-2012
・2010年8月発売(初期モデル)
・実勢価格税込9,980円(12月現在)
・外形寸法W200×D493×H490mm
・重量7.3kg
・電源(オプション)
・拡張スロット×7
・5.25インチ×4
・3.5インチ
 オープンベイ×2(ホットスワップ)
 シャドウベイ×2
・2.5インチシャドウベイ×4
・ファン(標準搭載)
 フロント吸気120mm(BlueLED)×1
 リア排気120mm×1
・ファン(オプション)
 サイド吸気120mm×2/200mm×1
 トップ排気120/140mm×2
・フロントI/O
 USB3.0×2/eSATA×1/Audio
製品情報(ドスパラ)
 
58
H70
Jing
HDD-BOOST
 
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