「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」番外編
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エルミタ的編集部で使ってみたPhotoFast「iPADock」編
2010年10月13日 16:15
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
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2回連続でiPad関連アクセサリーを紹介しちゃおうの巻
前回エルミタ編集部員KによるアップルiPadアクセサリーをご紹介したが、偶然にも掲載直後にアップルiPad関連の周辺アクセサリーが編集部に到着。ならばと2回連続で自作PCから少し軌道を逸してみたい。
編集部員K同様、筆者も日頃からiPadとiPhone(3G)をツールとして使用している。外出先でのメールやサイトのチェックはもちろんの事、就寝前に枕元で記事の読み直しをしたり、リリースや資料の予習復習が主な使用用途となっている。ちなみに編集長も発売されるや否やiPhone 4に飛びつき、その溺愛ぶりに編集部員は固まるばかりだが(自作サイトなら自作をやろう by編集部員一同)、自作ユーザーはもちろんのこと、業界関係者の所有率は高いようだ。
そんなiPad/iPhoneだが、自作PCと違って“つるし”で使うしかないワケだが、どうにもそこが気に入らない(同じ理屈でノートPCもあまり好きではないが)。特に外部インターフェイスに関しては、巷で散々議論になっていたのはご承知の通りだが、どこかこの窮屈感から脱したいと思っていたところ、エルミタではお馴染みの
PhotoFast
から今回主役となる
「iPADock」
がリリースされた。仕様上どうにもならない部分は諦めるとして、せめて周辺機器でその“もやもや感”が払拭できればという思いから、ちょっと使ってみる事にした。
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今更ながら「iPADock」とはこんな製品だったのか
8月11日付けプレスリリースでご紹介した
「iPADock」とは、そもそもどんな製品なのかをおさらいしておこう。
その製品名からも大凡想像できるが、アップル製品、ことiTunesの“ハードル”が避けられないだけに、少々説明が必要となる。
まず「iPADock」は、アップル社iPad、iPhone 4、iPhone 3G(3GS)、iPod touch、iPod nano、iPod Classicの各モデルを2本の本体スタンドにスマートにセットする事ができる。「iPADock」本体とPCを付属のUSBケーブルで接続することで、もちろんiTunesとの同期も可能。スタンドにセットする事で複数台所有するアップルユーザーは机上の整理整頓ができ、都度ケーブルを抜き差しする手間が省略できる。
また充電オンリーのUSBポート×4ポート(最大2A)は携帯電話充電等に利便性を発揮し、おまけにカードリーダー機能まで装備され、ACアダプタからの給電で安定した動作も保証されている。これが「iPADock」の機能すべてとなる。
ただし、アップル機器にカードリーダー機能を直接的に増設するというものではなく、あくまでPC(iTunes)を介してデータの同期を行わなくてはならない。「iPADock」を見ると、それがあたかも“できてしまうかのように見える”が、そこはアップルのイヤラシイ所。そうはさせないというワケだ。
本体はiPhoneホワイトモデルをイメージして、プラスチック製光沢ピュアホワイトで、四方は曲線でデザインされており、どこかアップル製品の意匠を連想する仕上がりとなっている。
ぴっかぴかなピュアホワイトボディをまとった「iPADock」。アップル製品はデザインがウリのひとつ。その周辺機器ともなれば負けず劣らずの洗練されたデザインを用意しなければならないのだろう。なお本体サイズは68.5×140×190mm、重量800g
2列の傾斜には、それぞれ3つのコネクタ差し込み口が用意されており、iPad以外は好きな場所(右寄せ、左寄せなど)に差し込み口をレイアウトする事ができる
「iPADock」のパッケージ一式。と言いたいところだが、ACアダプタとプラグ間に使用するコンセントケーブルはまだ箱の中。要するに“忘れた”ということ、、、
ちゃんと「PhotoFast」のロゴが入ったACアダプタ。100-240V 〜47.63Hz0.7A Maxで、出力はもちろん5V
iPADock本体とPCを接続するUSBケーブル。ケーブル部はシルバーのシールド、コネクタ部は珍しいブラック。ケーブル長は実測値で76cm
別箱に収められているのはアップル機器に接続する「30pin USBケーブル」。箱の印刷でもわかるように、3本が同梱されていた
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ケーブルをセットしてみる
「iPADock」の機能とパッケージ内容を確認したところで実際にセットしてみたいと思う。当然のことながら、セッティングに工具は不要。マニュアル無しで簡単にセットアップできる。
「iPADock」背面の様子。コネクタ差し込み口のレイアウトがよくわかる。ちなみに四隅をみるとネジで固定されていたが、内部検証を必要とする製品ではないため、今回はお行儀良く手を付けなかった
付属のUSBケーブルをセットしてみよう。まずは差し込み口の任意箇所にUSBコネクタ部分を通す
アップル機器側のコネクタは、PhotoFastロゴシールが正面に向くようにセットする。逆向きにセットすると、接続機器も後ろ向きになってしまうので注意
ちなみに差し込み口には段差がつけられており、コネクタはロックされる。なおケーブルを抜く場合は、無理にケーブルを押したりせず、コネクタをつかんで引き抜こう
セットが済むとこのような感じでコネクタが顔を出す。なおアップル機器の搭載可能台数は、右図の通り。iPod nanoは6台搭載可能だが、そんなに所有しているユーザーは果たしているのだろうか?
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何はともあれ実際に使ってみた
ここまでで「何となくわかったが、何となくわからない」という方もまだいる事だろう。何はともあれ、実際に接続してみる事にしたい。
筆者の日常ツール、iPadとiPhone 3GSを「iPADoock」にセット。ようやくそれらしくなってきました
ケーブル類をセットしてみると、こんな感じに。さすがにアップル機器に特化されたモデルだけに、ケーブル類はスマートに接続する事ができる。なおiPadの充電は右側にある充電オンリーのUSBポートに接続する事になる
カードリーダーの対応メモリは山のようにあるため、
フォトファーストの製品情報
を参照いただきたい。つまりそれほど多くの種類のメディアに対応しているという事だ
ついでに携帯電話の充電も。USBポートが限られるノートPCでは便利この上ない。また複数挿したUSBコネクタがマウス操作を邪魔する事を嫌う筆者にはうってつけ。PC-「iPADock」接続用USBケーブル長も申し分なし
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想像以上に便利だった「iPADock」はオススメ
ここまで突如編集部に到着した「iPADock」のファーストインプレッションをお届けしたが、結論から言えばさすがにアップル機器用に設計されているだけあって便利なアイテムだった。
セットしたiPadやiPhoneは、机上の見栄えから画面を“こちら向き”にする物だと思われるが、普通にカードリーダーを使いたいユーザーならばロゴが入った面(リーダースロット面)を正面にセットすれば良い。使っているうちは便利だが、同期作業などひとたびデータを移動させようという場合は、どうにも面倒な側面を持つiTunesも、複数のデバイスをきちんと認識し、なかなか賢い所もある。
「iPADock」は、アップル機器を複数台所有し、筆者のように整理整頓が苦手、でも机上をスッキリしたいという人にはオススメだ。とかくアップル機器はデザインがスマートなだけに、その周辺も極力スマートにしておきたいものだ。
機材協力:株式会社フォトファースト
http://www.photofast.co.jp/
© GDM Corporation All Rights Reserved.
【モデル名】 iPADock(アイパドック)
【カラー】 ホワイト
【対応機種】 iPod classic / nano / touch / iPhone3G / iPhone3GS / iPhone4 / iPad
【I/F】 USB2.0/1.1規格準拠 (7ポート内蔵)※内4ポートはiPad/iPhoneなどの充電用
【データ転送】 最大480Mbps(USB2.0) 12Mbps(USB1.1)
【保証期間】 1年保証
【対応OS】 Windows7(32bit/64bit) / WindowsVista(32bit/64bit) / WindowsXP / MacOS X
【サイズ】 68.5mm x 140mm x 190mm
【付属品】 本体 / PC接続用USBケーブル / 30pin USBケーブル3本 / ACアダプター / 保証書
【製品情報】
株式会社フォトファースト
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