|「HD Tune Pro 4.60」ベンチマークテスト
Benchmark Readの結果をみると、グラフに多少ブレはあるものの安定した転送ができていることがわかる。一方、Benchmark Writeについては150MB/secから400MB/secの間で揺れており、最近のSSDにしてはブレが大きいのが気になる。こちらは今後のファームウェアのアップデートなどで対応に期待したいところだ。
また、Random Accessについてはリードで最大16,000IOPS、ライトで最大21,000IOPSを超えており「SF-2200」のランダムアクセス性能の高さがよくわかる結果といえる。
|「ATTO Disk BenchMark 2.46」ベンチマークテスト
最後に「ATTO Disk BenchMark 2.46」の結果を確認してみよう。こちらはリードで最大551MB/sec、ライトで最大511MB/secとほぼ公称値通りのスコアを記録。SATA3.0(6Gbps)の限界速度が600MB/secということを考えると早くも限界に近い転送速度に達していることになる。
|総評:シーケンシャルアクセスだけでなく
|高いランダムアクセス性能を実現した「CSSD-F120GB3-BK」
CORSAIR「CSSD-F120GB3-BK」を通して、SandForce「SF-2200」の性能をチェックしてきた。シーケンシャル性能については、ランダムデータではSATA3.0(6Gbps)の性能をフルに発揮できないものの、圧縮率の高いデータでは公称値通りリード最大550MB/sec、ライト最大510MB/sec前後と非常に良好だ。
さらに、最近の高速なSATA3.0(6Gbps)対応SSDが苦手としているランダムアクセスについては、「SF1500/1200」よりも高速化されており、現状のSSDで最高峰の性能といっていいだろう。SATA3.0(6Gbps)対応でランダムアクセスを重視したいなら非常におすすめできる製品だ。
また、CORSAIR「CSSD-F120GB3-BK」の価格は23,000円前後とMarvellコントローラを採用した製品と同等かそれ以下に抑えられており、価格面でも十分競争力を持った製品となっている。これまでMarvell一色だったSATA3.0(6Gbps)対応SSDだが、SandForce「SF-2200」シリーズの登場によって大きく変わっていくことだろう。
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