Hightech Information System(HIS)社製AMD Radeon搭載グラフィックスカードではお馴染みの「IceQ」。リファレンスデザイン準拠のグラフィックスカードが1スロットタイプのVGAクーラーだった「Radeon HD 4850」時代(2008年の初夏)に颯爽と登場し、一躍大ヒットを記録。今では当たり前となった「外排気仕様」というジャンルをある意味確立させたといっても過言ではないVGAクーラーとして記憶している人も少なくないはずだ。
あれから約3年。2011年1月に進化した新型VGAクーラー「IceQ X」を搭載するグラフィックスカードが国内市場に初登場を果たした。
そこで今回はHIS国内正規代理店である恵安株式会社の協力により、「IceQ X」を採用した執筆時点国内未発売となる「Radeon HD 6850」オーバークロックモデル「H685QNT1GD」を用意し、進化した「IceQ X」の実力をエルミタ的に検証してみたいと思う。